確固たる覚悟

ハンドボールを続けるには

確固たる覚悟

が必要だったことを分かっているようで見えないふりをしていた


自分自身に求めることは難しいようで簡単だ

自分が決めて動くだけだから

それを周りに求めてはいけないものなんじゃないかと怯えていたように思う


でも、ある監督のお話で気付いた


それが子どもであろうと大人であろうと持っていなきゃ続かないということ

持っていなきゃ成長しないということ


親がとりあえずやらせてみよう

サッカー、ピアノ、塾、水泳…

その小手先だけのスキルはどこかに活きるのであろうか

子どもの心の中が見えているのだろうか


子どもは本当はやりたくないんだ

子どもは本当はあれがやりたいんだ

ってこと


そこに私は子どもであろうと責任を持ってもらいたいと思う

やりたいと思えるものが見つかったならそこに確固たる覚悟がなければ続かないということ


やらされていることほど伸びないことはない

親は意外と気付いてない

子どもは親の期待に応えたいから口ではやる気だと言う

知らず知らず親の期待を親の希望を伝えてしまっている

でもその姿で本当にやりたいのかどうかに気付かないのであれば大人失格だ


自分は良いのか悪いのか親がほぼ介入することなく育った

やりたいことは自分で見つけ、その道に進む

自分で決めたことだから、誰のせいにすることもないと分かりながら進んだ


先回りして失敗させないように

そんな大人が増えたように思う

子ども同士のもめ事に親が介入する

謝りなさい

ごめんねー

解決?


それが根本の解決になっているのか

疑問しかない


それがスポーツだけでなく色々な場面でスキルとして現れる


そして、もうひとつ

昔から聞こえない声は出してないのと同じ

人が読めない雑な字は書いてないのと同じ

と思ってきた

ここで更に

どんな正論も届かないのであれば伝えてないのと同じ


ということをその監督さんから教えて貰った


そのためには選手一人一人の心を観察することが必要

監督に必要なのはそのスキルなんだろう


緩すぎるのもダメ

辛すぎるのもダメ

そこのバランスも結局は観察力が必要


そのスキルをもっともっとつけていきたい


なつき監督